コミュニティと継続的参加者の3つの特徴@スポーツ×川口
きゅぽらスポーツコミュニティのコミュニティとしての特徴は「オープン・多世代・交流&参加型」の3つがあることを紹介してきましたが、その一方で活動のねらいがそこまで浸透していないというのも実際問題としてあると認識しています。
そのためにこちらが思うような方向にいっておらず、一部は制度化が必要かということも検討しておりますが、その前にどういう方が継続的な参加者なのかということを一度整理しておきたいと思います。
1.気軽にスポーツに参加したいと思っている人
スポーツコミュニティの場合、例え勝つことを目的とした活動でなくても競技レベルの調節をする必要は出てきます。そこで具体的に表現するとすれば、おもいっきりやる部分(ただしハイレベルでないこと)と楽しむという部分の両方の要素を含み、会員のような形で縛られずに参加できる点にメリットを感じていただいている方が多いように思います。
実際に以前は他のサークルに所属していたが、レベルや縛りの面からこちらのコミュニティに居心地のよさを感じていらっしゃる方もいます。(より初心者の方が参加しやすい体制をつくることが課題ではありますが・・・)
最近ではフットサルこそ、民間の施設が増え、個サルや女性向けフットサル教室なども多く、気軽に参加できるイメージがありますが、バスケットボールやバレーボールといった体育館で行う種目は公共施設の団体登録などのハードルもありますし、気軽に参加できる場はまだまだ少ないように感じます。
特に若年層のスポーツ参加率をいかに上げるかということは、スポーツ行政のテーマになってますので、このような体制を増やしていくことは重要と考えます。
2.人とのつながりを求めている人
きっかけはどうであれ、参加者にfacebookユーザーは非常に多いです。facebookをやっているということは、実名でやるというリスクを背負ってでも人とのつながりを求めていたり大事にしている方たちなのだと捉えています。
こちらも毎回参加者名簿を用意し、個々が持っている関心などの情報をオープンにすることで話しやすくしている部分もあります。そしてそのつながりの大事さを311の震災をきっかけに考えるようになったという方も何名かから聞いたことがあります。
また多世代の参加者がいるという特徴もあるわけですが、こちらに対して抵抗を感じず、価値を感じている方たちが多いと感じます。バッググラウンドの異なる方たちと会える貴重な機会ととらえていただいているのかもしれません。継続的に参加されることで横のつながりもできますし、異業種交流を通じて仕事の付き合いに発展したケースも0ではありません。
またこれは1にもリンクしますが、町会や商工会などの地域団体に所属されている参加者もいらっしゃいます。つながりという点では十分お持ちだと思うのですが、縛りがなく素でいられる関係性、サードプレイスなんていう表現もありますが、そういう関係性を求めている方も一定数いらっしゃると思われます。
3.主体的に参加するということに違和感を感じない人
ここは理解していただくのも非常に難しいと感じる部分でもありますが、「この活動はサービスではなくコミュニティである」ということを繰り返し言ってきました。
なぜこうしているのかというのは、地域を良くすることが一番の目的であり、そのために少数のコアな担い手がどれだけ精力的に動いても影響を与えられることは限られてしまうと思うためで、一人ひとりが主体的に参加感を高く持っていただくことで目的達成に近づくと感じています。
具体的にはスタッフ的な関わりでない方にも、自己紹介で聞いてみたい項目を挙げていただいたり、休憩中にタイムキーパーなどの役割を担っていただいたり、チームリーダー役を担っていただいたりしています。
また昨年、オリジナルビブスを制作しましたが、そのデザインを投票で決めたり、時には会場だけ予約して多数決で種目を決めるということもしています。
こちら側が多様な関わり方をいかに用意できるかにもかかっていますし、こうした主体的な参加に価値を感じられる方かどうかというのは場合によっては最も重要な要素でもあります。
そして現状は、これらが顕在化している方々に参加していただいていますが、高校生やニート、主婦の方など潜在的に思っているであろう皆さんにいかに参加していただくかが今後の課題でもあると思っています。
そこでクチコミで広がっていく、そういう主体性も今後より重要になってくるでしょう!
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