スポーツ×文化について考える
さて今回はスポーツ×文化というテーマについて。
スポーツを通じて国のこと、国の文化が見えてくると思っています。
ただしスポーツ×文化というと、捉え方が様々あって
いろいろと連想することができると思われます。
まずは各競技の戦い方の文化。
今年はサッカーや女子バレーが独自の戦術を追及して
世界大会で躍進できたというのは大きかったのではないでしょうか?
体格のハンディを、己を知り相手を知ることの徹底でうまく補えていたように
感じますし、他のスポーツ競技の模範例にもなったのではないでしょうか?
個人的にも日本の(運動能力の)強みって何なのか、さらに探りたくなりました。
また国のスポーツと言うことでは、国技ということになると思います。
日本の国技は相撲で、外国人旅行客向けに相撲稽古見学もやっているようですが、
その他提供しているものとしては柔道体験などが真っ先に浮かんできます。
しかし、実際国内で人気のあるスポーツは、野球やサッカーなど主に球技です。
これはタイなども同様でタイは「ムエタイ」がさかんなイメージが強いですが、
実際に人気があるスポーツというのはサッカーらしいですし、
これで国のスポーツの姿をしっかりと伝えられているのかというようにも感じますし
どこかギャップが発生しています。
日本は今後中学校の体育で武道が必修化されるようですし、
認識がどのように変化するかというのが興味深いところではあります。
最後に、そもそもスポーツが文化なのか?
日本においてスポーツがどういう位置づけなのか?
という議論もあると思います。
これは欧米との比較になりがちですが、
部活動がメインで総合型スポーツクラブがなかなか普及しない現状が日本にはあります。
ただし、欧米人の中には逆にその制度を羨む人もいるようですし、
今後理想の形を追求していく必要はあるでしょう。
また一部には、日本のファン(サポーター)の観戦態度が素晴らしいといった声も
あるようです。礼儀正しいマナーをより形式化して、外国人観光客に対して
新たな体験メニューにできたりすると、また新しい可能性へとつながるかも
しれませんね。