スポーツ×自然について考える
今回はスポーツ×自然について。
「自然」と言うと幅広く、元からある競技としては
トライアスロン、カヤックなどの水上スポーツ、そして
オリエンテーリング、ゴルフなどもその領域に入ってくると思いますが、
最近は新たな競技も増えてきているようです。
その一つの方向としては、
自然の魅力をうまくスポーツとして引きだしているものがあります。
その代表的なのがトレイルラン(舗装路以外の山野を走るランニング)です。
これは通常のマラソン以上にコースの情報交換が必須になってきそうですし、
今後はどの地域もコースの見直しが必要になったり、参加者目線でコースの魅力の
優劣がつけられるかもしれませんね。
そしてもう一つは、ロゲイニングです。(オリエンテーリングの複数人数版のようなもの)
これはやりようによって、魅力の感じ方も大いに変わってくるような気がします。
トレイルランのようなハードなものとは違って、ツーリズムの中に
取り入れられる可能性もあると思っていますし、その方が単なる自然観光よりも
味わい深くなるでしょう。
その他、マラソンでも車道ではなく、野道や路地がコースのメインとなっている
マラソンイベントや、気候をうまく活かしてスポーツ雪合戦というイベントを
開催しているところもあるようですね。
またもう一つは自然をきれいにという方向で、スポーツゴミ拾いとイベントが
行われています。名前の通り、しっかりと競技化がされているようです。
(ゴミの種類によってポイントの換算がかわってくるなど)
なおスポーツ雪合戦とスポーツゴミ拾いに関しては、
社団法人スポーツ健康産業団体連合会から贈られる「地域・スポーツ振興賞」
という賞も獲得しており、地域・スポーツということだと、
地域の自然をいかにうまく活かすかが重要になってきますね。
スポーツ競技という視点だと、なるべく統一化をはかりたいとは思いますが、
各地域や自然の魅力を引き出すためには、差別化を図りたいし、
その辺りの調整が今後はポイントになるでしょう。