「コーフボール」を体験してみた
今回は東京の小平市で“コーフボール”をしている団体の見学を
してきたときの様子を報告させていただきます!
まずそもそもコーフボールとは何かというところですが、
第2のオリンピックと言われる「ワールドゲームズ」の
種目にもなっていて、”コーフ”とはオランダ語で”バスケット”を
意味し下の写真の黄色いものが実際のバスケットになります。
こちらの場所が小学校の体育館であるため、バスケットゴールの高さは
通常より低く、いっそうゴールが高いと感じてしまいそうですが、高さは3.5メートルあります。
(ただし、子どもたち向けということでゴールの高さを低くすることも可能です)
簡単には「このバスケットをゴールとしたドリブル禁止のバスケットボール」
という表現の仕方がイメージしやすいかと思います。
その他の特徴としては、
・正式ルールが男女混合(男4人、女4人の計8人)であること
(ただし男は男、女は女しかディフェンスをしてはいけない)
・どこから打っても得点は全て1点
・攻撃を25秒で完結させなくてはならない。
・接触プレーは禁止
といったことがあります。
以上の要素からもレクリエーション性が高く、
発祥地であるオランダでは小学校の授業で導入されているようです。
今回は人数やコートの関係で4人対4人の試合を見させていただきましたが、
個人的には以下の部分に可能性を感じました。
1.参加の敷居が低い
バスケとは異なりドリブル禁止のため、個人の力で何とかなるスポーツでもありませんし、
皆同じ0からのスタートで(学生時代の)経験による差というものがないので、
他のスポーツに比べ敷居を低く始められるのではないかとと思います。
(ちなみにオランダではお年寄りの方も楽しんでいるらしいです)
2.バスケ経験者の受け皿になり得る
バスケは高校まで野球・サッカー並みに競技人口がとても多いですが、
その後プロへ進むのは野球・サッカーと比べても狭き門でかつ一般的な
公共施設の利用機会も限られプレイ環境も激減しているのだと思います。
高校の部活動での途中退部者も含め、新たな活動としての受け皿に
なり得る可能性があると思っています。
3.様々な場所での活動が可能
これは普及ということを考えた時の話で競技者の皆さんには怒られてしまうかもしれませんが(笑)、
他の体育館スポーツ(バスケ・バレー・バドミントンなど)に比べて
体育館でやる必要性が低いと感じました。
ドリブル禁止のため、ボールのバウンドも影響しませんし
屋外での実施が十分可能なスポーツだと思います。
例えばフットサルコートを活用してもいいし、”ビーチコーフボール”のような感じで
ビーチで実施するのもよいですし、人目に触れる屋外で活動することが
最大のPRになるのではないでしょうか!?
以上3点からも、他のスポーツにはないユニークな要素がありますし、
マイナースポーツの中でも
今後様々な可能性を持っている競技に感じました!