神山町(徳島県)視察報告~コンテンツよりも人・あり方の重要性を再確認~
代表の石井です。
12月8日~10日の朝まで徳島県の神山町に行ってきました!
人口6000人の過疎地域でありながら、転入者が転出者を上回り、取材や視察も殺到している地域です。
参考記事はこちら
http://diamond.jp/articles/-/38205
お世話になっている方がサテライトオフィスを開設されていたこともあり、今回ご縁で現地で様々な交流をさせていただきましたので、その報告をさせていただきます。
到着したのがお昼の時間帯で、最近オープンしたという飲食店へ。
お店もサテライトオフィスも古民家を活用しているところが多いのが一つの特徴でもあります。
2日間の多くは神山町移住交流支援センターで過ごさせていただきました。
2007年からスタートし、NPO法人グリーンバレーが運営をしています。
そこで1日目はファシリテーション講座が、2日目にはふるさとトーク戦略会議が行われ、外部から専門のファシリテーターを招いて開催されました。
転入者が増えているわけですが、企業人だけでなく、地域起こし協力隊の方や神山塾生(厚労省の求職者支援制度を利用した民間の職業訓練)など幅広い年代の方が集まっていたというのも他の地域ではなかなか見られない特徴かなと感じました。
またこの時には宮崎県の職員の方が視察に来られていて、視察件数も相当な数のようです。
ただ、視察やメディア掲載件数についても、当事者の皆さんはよい意味でその実態に強く関心を持ってはいない点もまた印象的でした。
神山町には、コ・ワーキングスペースもあり、そこは元は縫製工場だったそうです。
一見、写真だけを切り取ってみれば東京のオフィスと変わらないですよね。
IT企業のサテライトオフィス開設の動きも多いようですが、こういう仕事の仕方もあるんだなということを考えさせられました。
そして宿泊は民泊でたいへんお世話になりました。
知り合いの方がいたからこそ、たいへん中身の濃い有意義な時間となりました。
総括として印象に残っている言葉は「やったらええんちゃう」と「循環」です。
何でもまずはやってみる、それをその地域に馴染みのある言葉で繰り返し言っている。
循環は、サテライトオフィス誘致が雇用創出につながり、さらに神山塾生の受け入れ先にもなっている。地域であっても組織であっても同じ話で循環の大事さを学びました。
そして”コンテンツ”よりもどんな人が集まるかを重要視していること。
一見強みが見えにくくはありますが、人の関係性、スタンスに人が集まり、よい循環をつくる。
実践するのは難しくもありますが、非常によいヒントを得られたなと思っています!
そして最後に行きの飛行機の中から見えた富士山です!