身近さ・気軽さが売りのダブルダッチ
今日はダブルダッチについて綴りたいと思います。
ダブルダッチとは、簡単には二本の縄を使って跳ぶ縄跳びで、
競技としてはその中で技を競い合うわけですが、
その前に少し前置きを。
昨年の8月に文部科学省が出したスポーツ立国戦略の重点戦略の中には、
「世界で競い合うトップ・アスリートの育成・強化」と同時に、
「ライフステージに応じたスポーツ機会の創造」という表記があります。
つまり、世代を問わず生涯を通じていつでもどこでもスポーツに親しむことができる
環境(ハードもソフトも)の整備が必要とされているわけですが、
現状では特に運動部を引退後にスポーツをする機会がなくなってしまったという人も
多いのではないでしょうか?
これに対して最近は東京マラソンの申し込みの倍率や
皇居周辺の状況(ランニングステーションの増加)などから見ても
ランニングがブームとなり、ランナー人口が増えているようにも思いますが、
ランニングで大きいのは、「道があればどこでも走れる」という"身近さ"・"気軽さ"だと思います。
そしてこの身近さ・気軽さという要素から大きな可能性を持っているのが
ダブルダッチだと思っています。
今回は駒沢オリンピック公園で行われていたイベント
「Let’s play Double Dutch」へ行って
ダブルダッチを始めて生で見てきました!
参加者は50名は超えていたと思います。
今のところは、知られている人には知られているスポーツと
いった感じなのではないでしょうか?
(こちらを見てみるとどのようなものなのかがわかりやすくなると思います!
http://dd-zero.com/movie.html )
そしてダブルダッチの魅力で身近さ・気軽さにも通ずるポイントを以下列挙します。
1.必要な道具は二本の縄だけ
球技などと比べても、準備するのが二本の縄だけというのは気軽ですよね。
服装は自由ですが、短時間であれば着替えなしでやることも可能だと思います。
(靴は動きやすいものでなくてはなりませんが・・・)
2.最低実施可能人数3人
縄をまわす人が2人いて、飛ぶ人が1人いれば最低3人からでもできます。
縄をまわす人が上手なタイミングで交代したり、飛ぶ側に参加するのも
OKのようです。
3.公園など身近な場での実施が可能
今回も駒沢オリンピック公園の広場で行われていましたが、
ボール遊びが禁止になってしまって子どもが来なくなってしまった公園などで
やることもできますし、そこまで広いスペースを使うというわけでも
ないのが特徴と言えるでしょう。
※なお公園に関して個人的に最近気付いたこととしては、
遊具の設置されているところには人が集まります。
一方で事故や近所迷惑などの影響で取り壊されてしまった所に関しては
ほとんど人が来ないというようにはっきりと分かれつつあるように感じます。
以上ダブルダッチについて綴ってみましたが、
ダブルダッチの「人々にとって身近である公園を有効に活用できるツール」である点などは、
各競技にも参考になる部分があると思います。
例えば「公園でもできる楽しみ方」など、人々に身近さ・気軽さをどのように提供していくか
ということは各競技の普及においても今後重要になっていくのではないでしょうか!?