16th 8月
175回やってみて主宰者が改めて考える異業種交流フットサルの真の意義とは?@埼玉・川口
きゅぽらスポーツコミュニティ代表、地域スポーツレクプランナーの石井です。
団体として最初に始めた活動でもある異業種交流フットサルは2011年4月からスタートし、そこから月1~3回の頻度で継続して開催し、開催回数は、2018年8月時点で175回となりました。
そこでこの機会に、異業種交流フットサルのこれまでを振り返り、改めてこの活動の意味について考えてみたいと思います。
◆フットサル参加者募集ページ(初めてこれまでに150回以上開催)◆
■異業種交流フットサル=一緒に汗を流して、しゃべって、笑って、仕事関係なく付き合える友人を作れる場
まずは現状説明からさせていただきますが、これまでのフットサルの参加者合計人数は447名。
参加者の中で一番多い方は100回以上参加していただいています。
常連の皆さんから見た異業種交流フットサルは、
「一緒に汗を流して、飲んで、しゃべって、笑って、仕事関係なく付き合える友人を作れる場」
だと言っていただいています。
そして「経験関係なくみんなで楽しもう!」という雰囲気がよいと。
その他参加された皆さんからは以下のような感想もいただいています。
「年齢関係なく仲良くなれるのが楽しいです」
「スポーツに苦手意識があったが、楽しめるようになった」
「活動への参加を重ねることで地域の友人が増え、地域の生の情報も増えました」
「当日配布された参加者名簿が嬉しかったですし、わかりやすく参考になりました。」
「今まではサッカーをする機会が少年団しかなかったが、いろいろとな方とサッカーする機会を持てるようになった」
「友人など内輪の付き合いしかなかったが、いろいろな方と交流するのが楽しくなった」
異業種交流とは言え、ビジネスマッチングが活発に行われているわけでもありませんので、一見ただ単にフットサルを定期的に行っているスポーツサークルと見られがちになりますが、常連の皆さんには良さをわかっていただいているのがとても嬉しいですね。
そして改めて以下のような方に楽しんでいただける場になっていると思っています。
▶気軽に異業種の方々との情報交換をしてみたい方
▶緩くつながれるビジネスコミュニティに属したいと思っている方(=仕事の関係性を増やしたいがビジネスライクな感じは嫌)
▶将来的に起業しようと思っている方・起業に興味のある方
▶就職活動を控えているなど、様々な業種の方の話を聞いてみたいと思っている学生
▶フットサルチームに所属するのは敷居が高いと思っている方
しかし、始めからこのようなコミュニティを作れていたわけではなく、様々な予想外の結果やニーズから少しずつ変化していったと認識していますので、そのプロセスについて振り返ってみます。
■第一のハードルとしての集客の苦戦
そもそも何でフットサルで異業種交流なのか?ですが、フットサルは民営の施設も多く、ここ10年くらいで一般の皆さんにより身近になったスポーツです。
したがって、他と同じコンセプトで新しく始めるのでは魅力も価値も感じていただけないと思い、差別化するためにも、フットサルに”異業種交流”というキーワードを掛け合わせて行うことにしたという経緯があります。
とは言え、”異業種交流”という名前が入ることで感じ方は様々でしょう。
個人的には交流を前面に出すことで、フットサルに対して敷居を高く感じている方にも気軽に参加していただければと思っていましたが、即効的なビジネスマッチングを期待して来られる方も中にはいらっしゃいました。
そして当然、人集めにも苦労します。
ちなみに第1回目はこんな感じでした。
元々参加予定者は10名いて安心していたのですが、当日のドタキャンが3名ほど・・・
ドタキャンの想定など全くしていませんでしたが、これが現実なんだなということを突き付けられた感じがしましたし、平日夜開催において、仕事の関係によるドタキャンは防ぎようがないことを今でも実感しています。
そして、参加人数が少ないことで、果たして楽しんでいただけたのか?非常に不安ではありましたが、参加していただいた半数の方が翌月にも参加していただいたことが自身にとってとても救いになりました。
また当時はmixiでの告知が主でしたが、一方でチラシのポスティングも行いました。
より幅広い業種の皆さんが集まった方が面白いだろう、そして実際に参加者がおらず、異業種交流という言葉にも響きそうな士業(弁護士事務所や会計士事務所など)に絞ってポスティングなどしていましたが、そこからお一人参加していただけたことはとても嬉しかったのを今でも覚えています。
その後半年くらいは、10名いったりいかなかったりの状態が続いて先も見えない感じではありましたが、ある時からfacebook経由で口コミ的に多数参加していただけるようになり、少なくとも15名は集まる状態になりました。
■第2のハードルとしての場づくりの苦戦、第3のハードルとしてのマンネリ感
こうして人数面の不安からは解放されましたが、そんな状況で新たに聞こえてきたのは、
「レベルが高いし、動きも激しくてついていけないからフットサルはもういい」
という声でした。
言われてみて、確かに工夫が足りていないと思いました。
そこで年代もレベルも様々な方が参加している中で、どのように擦り合わせていくべきかの試行錯誤が始まりました。
例えば、3チームで行う場合、1チームは休憩になりますので、その時間をただ休憩するのではなく、
メンバーの共通点を探してもらったり、テーマを設けてディスカッションしたり・・・
またルールもチーム内の全員が得点したらボーナス点をつけるとか、チーム内でアシスト役、点取り役をあらかじめ決めておくなど、
未経験者でもパスがまわってきて、点がとれるようになるための工夫を凝らしました。
そして時には被り物をした人の得点配分が大きくなることも(笑)
そのような流れで少しずつ修正していきましたが、新たに出てきたのは、
毎回2時間フットサルをやっていることに変わりはなく、新鮮な感じがない
というものです。
そこで新たに取り入れたのが、他チームとの合同交流試合の実施とブラインドサッカー体験でした。
ただしこの2つともただ取り入れるのではなく、
「単なるフットサルサークルではない、新たなサードプレイスを創造する非営利団体だからこそできるフットサルを通じた取り組みが何か?」
を考えた結果でもありました。
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